来週は日経225急落か
12月最初の相場はギャップアップして始まりましたが、すぐに下がり上昇と下落を繰り返しながら終値は33,446円で前日比-55円で引けました。騰落レシオは25日でみると117(80を下回ると冷え込み気味、120を上回ると加熱気味)と少し加熱気味の様子。そして空売り比率は前日の11月30日で41.2だったのが3.3ポイント下げ、37.9とかなり空売りの買い戻しが入りました。しかしこれだけ空売り比率が下がったので日経225は上昇してもおかしくはないのですが、それ以上に売りが優勢となり上昇とはなりませんでした。
そして日経225の日足を見てみると、一番下のMACDがデッドクロスを形成しようとしており目先は下落目線になっています。また、下から二番目のRSIの黄色の線が下値抵抗線となっており、これを割ってくるようであればさらに大きな下落が入ると思われます。
また、アメリカの恐怖指数であるVIX指数もMACDが目先ゴールデンクロスを形成しようとしており、ここも組んでくると下落圧力が増してきます。まだゴールデンクロスはギリギリ組んでいないので、来週の相場が重要になってきます。
日本株か米国株か
これは分子が日経225、分母がS&P500の日経225/S&P500です。つまり、上昇すると日本株優位に働き、下落するとS&P500(米国株)優位に動きます。このRSIに注目してみると、三角保ち合いを形成してそれを下に抜けてきているので現在は米国株優位に動いています。12月1日の米国株は、金利がピークを迎えて下落局面に向かっている中でナスダックやS&P500などはさらに上昇圧力がかかっています。しかしその上昇にもかかわらず、日経先物はそこまで上昇しておらず目先は下落局面です。つまり、米国株優位に動いている状況なので、米国株は上がっても日本株は上がりづらいということです。
来週の予想ですが、まず日経225のMACDデッドクロス形成→VIX指数のMACDゴールデンクロス形成→ナスダックやS&P500の下落、デッドクロス形成がこのような順番で起こるのではないかと予想しています。
年末の日本株安が来るかもしれないので、現金キャッシュを多めに準備しておいて下がったところを買いに向かっていきましょう。
※投資は自己責任・自己判断でよろしくお願いいたします。責任は一切負えませんのでご了承ください。
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